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2008年02月05日

不妊症について

不妊症のこと。

ただし、過去の臨床で起きたことや、普段私が感じるところを話すのであって、西洋医学的にどうとか、検査データがどうだとかということはいっさい無視して書かせて頂くことにする。
検査結果や過去の例だけでは語り尽くせないのが人の身体である。
だから鍼灸の世界は面白い。

いつも言うように、医師がもう治らない、治療法がない(あるいはこの方法しかない)と言うのは西洋医学の世界観での話である。
ご存知のように西洋医学だけが医学ではない。

肩凝りで考えてみよう。
クスリや手術では肩凝りは絶対に治らない。
しかし、環境や条件さえ整えばおばあちゃんがすえるお灸で頑固な肩凝りが治ってしまうことだってあるのだ。



さて、不妊症。

生理不順のある方は当然これを治療のターゲットにしなければならない。
無月経、周期が長い、短い、バラバラ、生理そのものの期間が短い、長い…
様々な生理不順がある。

生理時に生理痛がある場合、これを鍼灸治療で取り去るか軽くすると、暫くしておめでたの声を聞くことが多い。

ところが不妊症を改善し、これでOKと思っても直後の妊娠は、なぜか流産してしまうことがある。
これで諦めずに治療を重ねて行くと次の妊娠は問題なく出産に漕ぎ着けるのだが…。


長野式の継承者である尚古堂の村上祐彦先生は、この現象について興味深い説明をされていた。

長い不妊症のあとは、この身体で大丈夫かどうか胎児はいちど様子を見に来る。
大丈夫そうならそのまま十月を過ごすが、いまいち居心地が悪そうなら帰ってしまう、と。

これは、非常に的を得た解釈だと私は感心している。

いずれにせよ、不妊症に冷えは禁物である。
お灸がよく効くくらいだから当然といえば当然。

普段から冷えを避け、お灸で熱エネルギーを補給していただくようにお願いしている。

また、眼の使い過ぎは妊娠や不妊症治療の妨げになるので出来る限り気をつけていただきたい。


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